私は映画を観て泣いた事はあまりありません。
小学生の頃に『火垂るの墓』を見て泣いた記憶があるくらいです。
今回『ラーゲリより愛を込めて』を妻と鑑賞に行き、感動して初めて映画館で泣きました。
ネタバレしない様に、ストーリーを大まかに説明していきます。
終戦間近に当時のソ連が満州に攻めてきて、捕まった日本兵はソ連の収容所に連行され、強制労働をさせられます。
主人公の山本さん(二宮さん)や日本兵は日本の家族に会えるのを希望に、過酷な収容所で頑張っていきます。
想像以上の過酷な労働の描写。
役者の演技力。
交互に来る希望と絶望のストーリー。
考えられた伏線。
様々な要素のレベルが高い作品です。
特に二宮さんの演技が素晴らしい。
病気のシーンは本物の患者さんまではいかないがそれに近い演技だと看護師の妻が言っていたくらいです。
またキャスティングも当時の日本人に合った顔立ちを選んでいて、メイク技術も含め違和感がありません。
私が泣いたのは、北川景子さんの演技でした。
詳細を話すとネタバレになるので一言。
さすが演技派女優さん!
戦争の悲惨さの中で描かれた、希望を持つ話。
そして夫婦愛。家族愛。
是非に、若い人たちにも見てほしいです。
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