授業の目的がしっかりしていないと、教えることが上手くいかない 

『1から学ぶ建築教室』

授業の目的とは?

何のために授業をしているのか?

授業の目的はどこなのか?

若い頃はその様に思い、答えが分かりませんでした。

理想の目標

私は授業の最終目的の1つに、『知識の定着』があると考えています。

学生が授業を聞いて、その内容を覚えて、今後の仕事や人生に役立てる。

無形の財産を得る事にあります。

授業の手順

授業の目的が定まっていなかったり、違っていたりすると、授業の構成が成り立たちません。

授業を聞いても、学生が理解しづらくなります。

目的が明確でない授業は、教えている内容をただ話している事が多いです。

『教え方』でなく、『教える内容』に焦点を当てている間違った手法です。

私が『知識の定着』を目的にしてする授業は下記の順序になります。

①どうしたら覚えられるかを考える(※興味を持たせられるか)

②教材を作成

③授業で説明

④説明した内容の問いかけ・確認をする 

⑤次の授業にも小テストを実施

⑥最終テスト

時間をあけることが重要

知識の定着には、時間をあけ問いかけ・確認やテストなどをすることが重要です。

同じ時間内で繰り返すだけだと、忘れる確率が高くなります。

必ず期間をあけます。

よくするのは、上記のようにその授業中に問いかけたら、次の授業に最初に小テストや問題を実施します。

運動と同じで何回も繰り返すと、覚えていきます。

勉強でも、ゲームでも、運動でも、実践する場所が無い知識や技術を覚える意欲はわきません。

学生からしたら、覚えた内容を実践する場所(小テスト)があると、勉強にも張り合いが出るものです。

ちなみに次の授業に最初に小テストや問題を実施する事が重要です。

理由は、途中や最後に実施すると、小テストの事が気になって、新しい授業内容に集中できないからです。

期間をあけて、何度も思い出させ、知識を定着させることを心がけると、学生の意欲も違ってくると思います。

繰り返して覚えた知識を忘れてとしても、再度必要になって勉強するときに、思い出す速度が違ってくるはずです。

結果

最後に私がこの方法を実施して、嬉しかった事があります。

授業は大変だったけど、検定等の試験を受けた時に、授業が役に立ったといわれた時です。

授業の最終目的を『知識の定着』で考えて授業をしてみて下さい。

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