ここは天界。
色々な神様や天使がいる場所。
吾輩は『お金』の天使マキネである。
人間に『お金を教える』役割がある。
『お金を教える』の具体的な話はまだできない。
一言で表せられるものでもないからだ。
では、どんな人間に教えるか？
それは吾輩が自由に決めてもいい。
例えば、
・お金に困っている人間
・お金に無頓着な人間
・お金に振り回されている人間などなど
今回は、お金に対して純粋無垢な人間の子供にしようと思っている。
理由はない、ただの気まぐれだ。
前回は、20代の若者を選んだ。。
毎回その時の気分次第だ。
今回どんな人間に試練を与えるかの希望を考え、上司の神様に原議書をあげる。
なるべく育てがいがある人間を選んでもらいたい。
選ばれる人間の条件は天使が出し、最後に選ぶのは神様の仕事だ。
そして決まったら地上に降ろしてもらう。
上司の神様が選んだ人間は、ある意味お金に対して純粋無垢な子供であった。
ある意味である。
本来吾輩は、朝に目覚めたばかりの人間の前に、降臨して人間の度肝抜いている。
だが今回は遠くの場所からその人間を観察している。
なぜなら嫌な予感しかしないからだ。
上司の神様はめちゃめちゃ尊敬に値するお方だ。
しかし時々だが、いたずらをして部下を困らせるクセがある。
たいてい部下である天使の成長の為のいたずらなのだが、部下としてはなかなかの難題であることが多い。
【第3話に続く】
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