第14話 縄文時代へ

『マネーの紙飛行機』

「へっ?」

「うぉっ?」

2人同時に叫ぶ。

いきなり下に引っ張られる感覚に襲われる。

しまった!

怒りで着地地点の高さの設定を忘れていた。

2人とも落ち始めた。

広大な森林から見ると、豆粒が2つ上空から落ちている。

ヒューン~

ドボーン!

ちょうど湖の上に落ちる事が出来た。

透き通り、冷たい水中。

湧き水の湖だ。

幻想的な水中の風景。

汚れが、怒りの心と一緒に洗い流される感じがする。

2人とも意識が遠のく。 そして、その湖のほとりに、13~14歳ほどの少女がいた。

【第15話に続く】

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