昔の日本建築物は、石の上に置いていただけ

『1から学ぶ建築教室』

【外国人向けの説明】日本の建物はなぜ壊れずに残っているのか~2限目~

理由3  石の上に乗っている

日本の古い建物は並べた石の上に乗っているのが多いです。

礎石という石の上に、土台と言う木材を石の形に合わせ削ります。

現在の建物のようにがっしりと基礎に固定していないので、大きな地震が来たら石から外れて、地震の力を逃がします。

そしてまた礎石にはめて、家を修理して使います。

古い家は現在の家と違い、地震に耐えるというより、地震の力を逃がす構造になっているのです。

神社仏閣には、石場建てという構法が使われています。

もし古い建物を見る機会が、あったら上の部分だけでなく、下の部分を見ると面白いと思います。

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