「へっ?」
「うぉっ?」
2人同時に叫ぶ。
いきなり下に引っ張られる感覚に襲われる。
しまった!
怒りで着地地点の高さの設定を忘れていた。
2人とも落ち始めた。
広大な森林から見ると、豆粒が2つ上空から落ちている。
ヒューン~
ドボーン!
ちょうど湖の上に落ちる事が出来た。
透き通り、冷たい水中。
湧き水の湖だ。
幻想的な水中の風景。
汚れが、怒りの心と一緒に洗い流される感じがする。
2人とも意識が遠のく。 そして、その湖のほとりに、13~14歳ほどの少女がいた。
【第15話に続く】
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